同じ部材・数量でいろんな価値に変えられる「つな木」です。親子や県庁職員がワークショップで組み立てや組み換えをしました。
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「協力してつくる木育」の発見
2020年10月17-18日にあすたむらんど徳島にて、とくしま木づかいフェアのメインイベントとして「つな木ワークショップ」が行われました。県庁職員と親子が一緒に「つな木」をつくることで木材活用の多様さを実感する「木育」の場を企画しました。
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「工夫してつかう木育」の発見
木づかいフェアで完成した「つな木」は、翌週には徳島市の「万代中央ふ頭」で開催されたジャパンコーヒーフェスティバル2020のポップアップショップとして転用されました。フェアで完成したつな木の天板高さを調整し一部部材を組替えることで、飲食店や船着き場、書店へと変貌を遂げました。
普段からDIYをしない人でも容易にアレンジをしていたことからも、「つな木」のショップとしての利便性の高さやカスタマイズのしやすさが実証されました。
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この「つな木」は現在、徳島県農林水産総合技術支援センターにて農業生産の道へ就職就農を目指す農業大学校の学生が育てた野菜等を販売するスタンドとして活用されています。ここでも、県庁職員や学生が中心となり組立てを行い、日々、使い方に応じたトランスフォームがなされています。
このように「つな木」を通じて、木と人、人と人の新たなつながりを生む。これが、「つな木」の持つ「木育」の力ではないでしょうか。